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大内人形について

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1.はじめに

皆様は「大内人形」というものがどのようなものか、ご存知でしょうか?「大内人形」で検索すれば、かわいい画像をたくさん見ることができます。このかわいい人形には、山口市の歴史や文化が濃縮されています。より一層「大内人形」のことを好きになっていただけるように、その背景について、ご紹介していこうと思います。

かわいくて、美しい。

かわいくて、美しい。


2.その名の由来にも!「大内氏」とは?

大内人形や、大内塗りの前に、まずその名前の由来にもなっている「大内氏」についてご紹介させていただきます。(歴史があまり好きではない方はすみません…)
大内氏は今からおよそ600年前、室町時代に西日本一とも言われる栄華を誇った大名です。

【特徴】

①本州最西端・山口の地の利を活かした、朝鮮や明との貿易の独占
②中国地方や九州六ヶ国を実行支配
③京にあこがれ、京を模したまちづくりを行い(未だに当時の名残が町のあちこちに残っている)争いの絶えない京都から、水墨画の雪舟やキリスト教のフランシスコ・サビエルを受け入れ、さらに海外との積極的な貿易により非常に発達した独特の文化

【歴代当主(抜粋)】

[9代]大内氏の中興の祖・弘世(ひろよ)は、京に憧れ、西の京と呼ばれる山口の土壌を作り上げました。また大内人形は、弘世とお姫様とのお話が元になって生まれたといわれています。

[10代]その息子、義弘(よしひろ)は優れた武人であり、大内氏最初の全盛期を築き上げますが、功を立てすぎ、将軍・足利義満に目をつけられ、応永の乱を起こした結果、敗死しました。

[11代]義弘の弟・盛見(もりはる)は、兄の意志を引き継ぎ、応永の乱によって没収された領土を取り戻し、足利義満に一矢報いました。盛見が兄の為に建設した五重塔(現在の呼び名は「瑠璃光寺五重塔」)は、室町時代を代表する建築、大内文化の最高傑作、国宝であり、山口市の誇りです。

[14代]政弘(まさひろ)は、戦国時代の原因ともなった応仁の乱に、西側の主力として参加しています。京都から水墨画の巨匠・雪舟を招き、現在では観光名所になっている「常栄寺雪舟庭」を築庭させたと伝えられています。

[15代]その息子・義興(よしおき)は、近隣大名との勢力争いを繰り広げながら、前将軍・足利義稙を推して大挙上洛。室町幕府の管領代となり、天下にもっとも近づきました

[16代]義興の息子・義隆(よしたか)は類い稀な文化人として、大内文化を花開かせ大内家の全盛期を迎えますが、保守的な政治の末に家臣に討たれ、大内氏は事実上滅亡しました。(下克上を起こした陶隆房は、毛利元就からさらに下克上をうけることになります)

大内氏9代当主 大内弘世(香山公園より)

大内氏9代当主 大内弘世(香山公園より)



政弘が雪舟に築庭させたと言われる「常栄寺雪舟庭」

政弘が雪舟に築庭させたと言われる「常栄寺雪舟庭」



盛見によって建てられた国宝「瑠璃光寺五重塔」

盛見によって建てられた国宝「瑠璃光寺五重塔」



 

3.大内人形のルーツ!大内塗

大内人形のルーツ、「大内塗」についてご紹介します。

大内塗には、を用います。漆塗り自体は、縄文時代の初期から存在したといわれていますが、唐の影響を受けて技法が確立された奈良時代、優美な曲線と洗練された美しさが特徴の平安時代、力強く写実的な描写の多い鎌倉時代、王朝への憧憬をうかがわせる室町時代…と、それぞれの時代背景を反映しながら漆は日本の代表工芸品になっていきました。

京都に強い憧れを抱いていた大内弘世は、京都から職人を呼び寄せ、そこから豪華絢爛な大内文化の象徴として、大内塗は誕生しました。このとき職人に作らせた「大内千人椀」に使われた、赤でも茶色でもない漆の色は「大内朱」と呼ばれ、大内塗の象徴となっています。また、大内家の家紋「大内菱」が金箔により施されています。
大内塗りは、朝鮮や明との対外貿易で重要な輸出品として盛んに作られていました。


 

4.癒し系の伝統工芸!大内人形

大内人形は、大内氏中興の祖・大内弘世とお姫様との心温まるお話から生まれたといわれる、大内塗の技法をいかんなく発揮して作られた伝統工芸品です。山口市のシンボルともいえます。

まるまるとしたお顔におちょぼ口。細く切れ長で垂れた目元が特徴で、現代で言う「癒し系」のお人形。夫婦円満の象徴とも言われますが、おめでたいときやお祝いの贈り物にも使われています。

大内人形による雛人形「大内ひな」や、五月人形も、近年は人気が高まっています。ミニサイズを身の回りに飾って、毎日微笑むお顔を見て、元気をもらうという方もいらっしゃいます。

いろんな作家さんがいらっしゃいますが、作家さんによってお顔や柄が異なるので、見比べてみて、自分のお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?

2016バージョン「大内ひな」

2016バージョン「大内ひな」



 

5.最後に

いかがでしたでしょうか?
大内人形のかわいさ・豪華さだけでなく、その背景を知っていただくことで、大内人形をより魅力的に感じていただけたら、とても嬉しいです。より興味をもたれた方は、下のリンク先も覗いてみてくださいね!

「大内人形のつくりかた」
「実際に作品が見てみたい方へ(長州苑Yahoo!支店)」
「大内ひな」
「先生のご紹介」
「大内塗を体験したい!(外部リンク)」
 
 
 
 
 
 

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