大内ひな人形 2020

早いもので、2020年の1月ももうすぐ終わろうとしています。

毎年恒例となってきましたが、3月のひなまつりに向けて、「大内ひな」の問い合わせが増えてまいりました。

今年もふるや先生が心を込めて作られた作品が入荷しています。
そこで、改めて、「大内ひな」をご紹介いたします。

「大内人形」「大内ひな」とは

室町時代、山口市に拠点を置き「西の京」と呼ばれるほどに美しい町を作り上げ、西日本屈指の大大名としても名を馳せた「大内氏」。
現代においても「大内塗」という、美しい大内朱をまとった漆器は山口市にて今もなお作り続けられており、漆器を貿易に活用していたという大内家の生きた証を今日に伝えています。

そんな歴史のある大内塗の中でも特に人気なのが、全国でも珍しい、漆(うるし)を用いた夫婦人形「大内人形」です。
京都から迎え入れた奥様を元気づけるために、人形御殿を建ててしまうほどの愛妻家だった9代目大内家当主 弘世さんのお話をもとに作られたということもあって、夫婦円満の象徴としてもとても人気があります。

大内人形 昔話

ここ数年この時期になると、お母様世代の方や、小さなお子様連れの若いご夫婦など、様々なお客様が当店にいらっしゃいます。「大内ひな」が少しづつ根付いてきているのでしょうか。
たくさんの大内人形を取り扱っている当店としても、嬉しい気持ちと誇らしい気持ちでいっぱいです。

おわりに

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
これを機に山口市の伝統工芸品「大内人形」「大内ひな」について興味をもっていただけたら幸せます。

お求めの際は、当店(長州苑)に直接お越しいただいたり、お電話(083-925-5850)でお問合せいただいても大丈夫です。
また、当店のインターネットショッピングサイト「山口ぶちええもん!長州苑」の大内人形カテゴリーでもご購入いただけます。カタログとしてもご利用いただけたらと思います。

※品切れ状態が多発しておりますが、ひとつ完成するのにとても時間のかかる作品ですので、ご迷惑をおかけしますがどうかご了承くださいませ。